命を落としかけ、心を閉ざしていた高1の希子の前に、突如あらわれた《死神うどんカフェ1号店》。死神である店長の星海九嵐の力で、半死人となった元クラスメイトの亜吉良に会うため、希子は店へ通うようになる。
九嵐の後輩だという店員の一淋と深海は、まだ九嵐を死神にもどすことをあきらめていなくて、死亡予定者を見つけては会わそうとし、希子はあらためて彼らが異質の存在であることを痛感する。その彼らにしかわからない命の危険が、希子に迫ろうとしていた。――思いがけず差しのべられた救いの手。さまざまな人のあたたかな思いが、希子の押し殺していた感情を呼び覚ます。
担当者コメント
おまたせしました~!
死神うどんカフェ第2弾です!!!
「一杯目」から、た~くさんの反響をいただきました! ありがとうございます!
「死神」とともにいることで、「半死人」と時間を過ごすことで、かえって意識させられる「生」。
希子のなかで、止まった時間が動き出し、ついに高校に入ってはじめての女友達が。
でも、その友情が次なる波乱を呼んで…!?
目が離せない、「死神うどんカフェ」シリーズ。第3弾は、9月1日からYA! ENTERTAINMENTのホームページで読むことができますよ!
チェックしてみてね!(モエモエ)
『ユリエルとグレン』で、第48回講談社児童文学新人賞佳作、日本児童文学者協会新人賞受賞。著書に、「お面屋たまよし」シリーズ、「超絶不運少女」シリーズ、『UFOはまだこない』、『密話』、YA!アンソロジー『卒業』、『告白』、『エール』、アンソロジー『ひとりって、こわい!』(いずれも講談社)がある。