家族でもなく、恋人でもなく、ただの友人同士でもない──2年前の夏の事故以来、希子にとって特別な存在となった三田亜吉良。夏が終わり、月太朗がいなくなり、ついに半死人の彼にも、悩みつづけた選択の答えを出すときが訪れる……。
定価:本体950円(税別)
担当者コメント
ひと言で言うと、淋しい。です。1巻目の連載が始まったのが2014年のはじめで、それから1年と10か月……ついに最終巻を迎えました。希子と三田くんは、ずーっと真剣に悩み続けてきたことの答えを見つけられるのでしょうか。みなさん、ぜひ彼らに伴走してあげてください。(モエモエ)
『ユリエルとグレン』で、第48回講談社児童文学新人賞佳作、日本児童文学者協会新人賞受賞。著書に、「お面屋たまよし」シリーズ、「超絶不運少女」シリーズ、『UFOはまだこない』、『密話』、YA!アンソロジー『卒業』、『告白』、『エール』、アンソロジー『ひとりって、こわい!』(いずれも講談社)がある。