<猫殺し13きっぷ>によって異世界へ飛ばされてから約2年──14歳となった五島野依は、〇ム総合保管業を営む≪お安くしてます≫の従業員として働きながら、同じくこの世界に飛ばされたはずのクラスメイト6人の行方をさがしつづけていた。生命居住可能領域にある惑星が複数存在しているこの世界で、仲間と再会し、もとの世界にもどることはできるのか──。急展開を見せる新感覚ファンタジー第3巻!
定価:本体950円(税別)
担当者コメント
12歳で異世界へ飛ばされた野依は、ついに14歳となりました。望まなかった世界で、望まなかった経験をたくさんして、それでも彼はまっすぐに、いい大人に近づいていっている気がします。今の野依は、信頼できる仲間に囲まれて、楽しそうではあるけれど、でも、本当に手に入れたいのは、地球でのもとの生活なんですよね。得たものと、失ったもの、それぞれの大きさを知る3巻です。(モエモエ)
『ユリエルとグレン』で、第48回講談社児童文学新人賞佳作、日本児童文学者協会新人賞受賞。著書に、「お面屋たまよし」シリーズ、「超絶不運少女」シリーズ、『UFOはまだこない』、『密話』、YA!アンソロジー『卒業』、『告白』、『エール』、アンソロジー『ひとりって、こわい!』(いずれも講談社)がある。