「お前、女子力ないな」と男子に言われてムカつきつつも、「このままじゃいけないの?」と、不安にもなる。誰にでもある「男らしさ」「女らしさ」の悩みを描く「女子力なんてない!」(小林深雪)ほか、「兄弟」をテーマにした「兄弟前夜」(落合由佳)、「国籍」をテーマにした「夜の間だけ、シッカは鏡にベールをかける」(黒川裕子)、「自分らしさ」をテーマにした「空、雲、シュークリーム、おれ」(大島恵真)の4作を収めたアンソロジー。
担当者コメント
「女らしさ」「男らしさ」など、私たちひとりひとりにレッテルのように貼りつけられる「らしさ」は数えきれませんが、それに支配されるのはなんて不自由なのだろうと思います。
自分自身や身近な人に、思いをめぐらしながら、読んでもらえたらうれしいです。(モエモエ)
定価:本体1,000円(税別)