ひとりぼっちの「今」を生きる、主人公たちを描いたアンソロジー!
教室に居場所がないということは、こんなにも落ち着かないものだったんだ
──『友達なんかいない』小林深雪
死にそうな思いしてまで行く場所じゃないし、学校って
──『これは加部慎太郎に送る手紙』戸森しるこ
おとなの言うことなんか、中学生の心にはかすりもしないんだよっ!
──『転生☆少女』吉田桃子
僕はバカだけどさ。バカにもプライドは、あるんだよね
──『イッチダンケツ』栗沢まり
担当者コメント
クラスのような集団にいるときほど、孤独を感じることってありませんか?
「教室には、三十人の生徒がいて、とてもにぎやかなのに、わたしの周りだけ音がしない。シーンと静まりかえって、まるで水槽の底にいるみたいだ。」という『友達なんかいない』の主人公、穂花の言葉に、とっても共感しちゃいました。
自分だけが、ひとりぼっちのように感じるときに、手にとってもらえたらと思います。(モエモエ)
定価:本体950円(税別)